※この記事はネタバレを含みます。未読の方はご注意ください。(27話購入後に読んでね!)
待ちに待ちに待ちに待った第27話。
生きて、モモン…。
Page.27 感想
目の前の強敵
見るからに強そうなオーラを放つ敵を前に、強く警戒するモモン。顔には冷や汗がびっしりです。
敵のモーセスさん、誠に失礼ながら勝手に「舐めプウザい系」を想像していましたが、全くそんなことはなかったです。ちょっと天然で憎めない良いキャラになりそうな予感。
名前の「”モ”が一緒だな」とかいうすごく反応に困る話題に、モモンの無言「……」がじわじわとくる。そりゃそうなるよ。
モモンはいつから自分に気がついていたのかをモーセスに尋ねます。足音も臭いもしない自分をどうやって見つけたのか。
それに対しモーセスは「不思議な風が吹いていた」と答えます。モーセスはモモンが発する聞こえない超音波を小さな空気の振動として捉えていました。
また、自身の「温度を感じる感覚を鋭くする魔法」で変な場所にいる温度を探り、モモンを見つけ出したと。
そして、リブラ(あのお花ナメクジみたいなやつ)が暴れ出した後のモモンの行動から、モモンが「魔術の力を探る力を持っている」ことも推察していました。
ひょえ。
モーセス氏、頭がキレキレ。さすが学者です。
このままだとモモンが「君の体を研究・解剖したい」とか言っちゃう、天然変態マッドサイエンティストの研究材料になってしまうよ…。
僕は間違ったことをする
だめだ…かっこよすぎんよ…。
血迷ったわけじゃない。「間違った」ことを選んだモモンがかっこいいんだ。
戦えば死ぬ。そして、自分の使命を考えれば逃げるべきだと。
モモンはそう判断したうえで、モーセスも気が付いていなかった抜け道から暴れるリブラがいる部屋(術の入った瓶が集まっている部屋)へ向かいます。
速すぎて天井走っちゃってる。もちろん誰も追いつけません。
城内放送モ氏「全身ピンクのおしゃれさん!!」
そこは放送かけんでもええんよ、モーセスさん…笑ってしまうだろ。やはり天然かおぬし。
過去:地図を描く旅
チューバの兄貴とともに、これまで魔界10分の1を地図にしてきたことが判明しましたね。
魔界の広さは分かりませんが、10分の1って相当凄いのでは…。
生き残りの仲間たちの存在を知る前から、兄貴を巻き込んで地図を作ろうとしていたモモン。
生き残りの存在を知って泣くモモンがもう健気で愛おしい…(激重)
何なんだリブラ
仲間を全滅させてマジで何なんだコイツは。
個性モリモリな敵陣営の中でもコイツは群を抜いて異質な感じがします。
やられた敵が落としたカバンの中にはウマゴンの術が入った瓶が…。 術の力に引き寄せられるようにリブラの触覚が瓶の方へ伸びます。
それまでこの部屋に広がる異様な光景に青ざめていたモモンでしたが、ウマゴンの術の瓶が危ないと分かったやいなや、正面からリブラに向かって走り出します。
リブラの攻撃を避けるモモン。
「術の発動をワンテンポ早く察知出来る」能力を使い、どんどん瓶に近づいていきます。
モモンの願い
リブラの強烈な攻撃を受けるなか、モモンの頭の中ではシスターの姿が浮かんでいました。
「ウマゴンの術を持って帰れば…きっと…きっと…シスターが喜んでくれる」
うう(泣)
モモンは瓶に手を伸ばしますが、後一歩間に合わず敵の攻撃を正面から受けてしまいます。
もうシスターと会えるわけないのに。
なのに妙な気分なんだ。
その術を取り戻すとシスターにまた会えるって、そんな気がしてならないんだ。
ううう(泣)
もうボロボロなモモンですが、残っている力を振り絞るようにリブラからウマゴンの術の入った瓶を奪取します。
こんなん泣いてしまうやん。
「間違った選択」の理由がこんなあまりにも純粋な願いのためだとは思わなかったです…。
望みの薄いことだとモモンも分かっているはずなのに、その選択をせずにはいられない。
モモンの直感は正しかった。早く来て、シスター。
最後に
ただ報われて欲しいとしか言えない。
なんとかウマゴンの術を取り戻しましたが、この後どうするのでしょうか…逃げる力は残っているのか…。ウマゴンが助けてくれる…?(どこにいるかも分からない状況だけど)
ただ、次こそ待ち望んだシスターとの再会になることでしょう。
お願い、お願いだからそうなって(泣)
モモン、よかったね。
フライングでもう言っておくことにします。